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Unlimited【ダンまち】

第72章 真相





作者『新年あけましておめでとうございます。

昨年はお世話になりました。
今年もよろしくお願い致します!』


神国での身分についてだが…実は一つ、趣向を凝らしてある。

それは…前々世にて、国王となった時の外国へ向けての牽制も兼ねた取り組みだ。



一応、貴族という身分を作るべきかと考え…


ケイト「住民全員が貴族ってことにする?」

という提案だったが…


全員、現状に満足しているとのことで

実際の意見

「今更貴族になっても対応に困る」
「相応しい振る舞いが出来るとは思わない」
「貴族というだけで嫌な感じがする」
「身分の違いで傲りそう。または傲る人が出そうで怖い」
「嫌な思い出しかないので聞くのも嫌だ」
「こうなりたいという理想像はあるが、経験からあまりいい気はしない。乗り気になれない」
「落ち着かない」
「貴族という目が付きまとうのは嫌だ」
「気兼ねなく付き合える平民同士が一番」
「体裁とか一々気にしたくない、裸の付き合いのままでいられる今が一番よい」
「貴族の生活には憧れるが、それ以上の幸せに気付けたので今以上は要らない」


結論:身分は王と王族とそれ以外でよい
となり

総意の一致によるもので、身分においての法とされた。



だが…それこそが狙いだった等、誰一人として思うことも勘ぐることもなかった。



神国での身分は…
偉い順に、国王、王族、平民(国王と王族以外全て)の三つのみ。

だが…他国では、国王、王族、貴族、平民だ。
更には貴族においても爵位があり、階級が細かく分けられている。


しかしそれこそが狙いらしく…ケイトから初めに聞かされた時、愕然とした…



神国の平民全てが、王族の一つ下=
他国で言う『最上位貴族』レベルに重要な身分として取り立てている。

そう明確に示すことで、もし仮に平民だと侮辱し命令し拉致してでも取り立てようとしようものなら…
神国への宣戦布告と見なす。という理論が成り立ってしまうのだ…


つまりを言うと、一人残らず全てを『自国にとって欠かせない重役』として認めており、勝手な手出しは厳禁、許さない、ということだ。



これに伴い…

私の国の民(家族)に手ぇ出そうもんなら、わかってんだろうな?あ?
といった牽制になっており


期せずして…神国の市民カード持ちは、他国から畏怖されている;


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