第72章 真相
『そんなに難しく考えなくていい。
もっと簡単に』
ケイト「ほい!
好きだと、いい人だと思っていたから、地獄落ち回避できて当然だと信じていたから、
裏切りのように感じて、可愛さ余って憎さ百倍となった。
って感情か…
愛すべきものではない、と…割り切ろう」
フィン「人に投げるだけ投げておいて、自分だけ安全圏にいて心配したと言う人と
自分で身を張ってでも、かなぐり捨てでも守ろうとして、死に掛けて心配したと言う人。
どちらが本気だと思う?
どちらも同じ心配だとして…
彼は、身近以外には前者だ。10年後はそれで部下達から見限られ殺された。
君は、立場や偏見等の差別なく後者だが…」
ケイト「まあそれはどうでも…
よくはないね、雇われた側からすれば;」
フィン「うん…
それは多分、君の生き様に深く関連していると思う。
されて嫌だったから、そういうことは人へしない。
する側には決して回らない。同類にならない。
だからこそ…深く信頼される。嘘偽りなく、歯に衣着せず堂々と言えるから」
ケイト「考え過ぎて纏まんない時もあるけどね;」
フィン「それは知ってる…
だが…それほど、真剣に返そうとしてのことだ。
責任を持つ為に…
だがそれは得てして気疲れしやすい。
完璧を人にではなく、自分に求め過ぎる。
人へ対して自らが取った言動、一つ一つを気負い過ぎる。
自分のことより、人のこと…幸せや力になることを率先して考えて動いてしまう。
動かれたことも、個人として持つ意思を考えられたことも、尊重されたことも無かったから…
いっそのこと…自由を見習ってみたらどうだい?」
ケイト「…」ポクポクポク、チーン♪
次の瞬間、僕を全裸に剥いだ
フィン「!!!!!!!!?・・;」
ケイト「よし!」大きく頷く←真顔
フィン「何がよしなんだ!!?;」ずいっ!
ケイト「素っ裸になって話し合おうかと。お風呂で」ばっ!←脱ぐ
フィン「順序が逆だ!!;先に風呂に誘ってから
ケイト「色香で誘え、って?//」ぴとっ←胸ごと全身をフィンへ擦り付ける
胸板へ頬を付け、全身を付けられ…
僕に何が出来たと思う…?
逃げた
言うまでもなく逃げた
妊婦を襲うより!
流産の危機に遭わすより!
マシだ!!;
テロップ『最早半泣き状態!!』
何とでも言え!