第72章 真相
フィン「やっと見抜き終わった;」ぐったり←疲れがどっと来た
テロップ『お疲れ様!』
大事なことなので二度言った。
天を仰いだまま、クッションに身を預けた。
全身の力が自然と抜け、静かに冷たい風が僕の身を包み、凪いだ…
フィン「疲れたね…ケイト?」ケイトへ目を向ける為に体を僅かに起こし見やる
ケイト「ギブギブギブギブ!!;」半泣
『観念しなさい!!!・・』真剣&睨視
首に回された腕を必死に右手でタップするケイトに対し
神々(の意志)は、自分の非を認めない馬鹿とは全く違うと認めろと、ヘッドロックを首へ掛けて締め上げていた…;
フィン「あ…あははは^^;」
ケイト「笑ってないで助けてええええええ;;」
フィン「それj
『黙れ小僧!!』
ケイト「ヘルプミィー!!!!・・」ぶくぶく←泡をふいている
『愛せよ自分をおおおおおおおおおおお!!!!』
フィン「うん…どう収拾付けよう?^^;」
テロップ『一生無理だと思う』
一生このまま!!?;
その間、せめて要点を纏めておくことにした。
心も傷も無視するやり方は、動物以下だ――何の為の言葉だよ!!
その言葉の真意は…言葉を発せない動物と何が違う、という意味。
互いを理解する為に言葉がある、伝える為に言葉がある。
伝えられた背景、気持ち、傷…
それらを無視しておいて、逆の立場になれば配慮しろ無視するなというのはどうだろう……
力を貸してくれる仲間としておいて、その仲間の傷も気持ちも配慮しない在り方のまま
絶対修行しないまま、笑って、殺したことも傷付けたことも無いように過ごすのは如何だろう…
いつまでもいつまでも、人のものを壊し、経緯ある人を傷付け、殺し…何も考えず繰り返し続け、犠牲も実害も増やし続ける一方とする。
それこそが地獄落ちの『真の要因』。
それに関わる、補助的な要因こそが、
考え無し、相手の立場に立って考えない、気持ちや傷に寄り添わず何もしない、力になろうと思い至らない点だと思う。
だからまあ…早い話、沢田綱吉が沢田綱吉である限り、永遠に回避できない。出来うるはずもない。
というのが真実だ。
だから何が言いたいかと言うと…
八方塞がりで、最早「手の付けられないほど確実無比なもの」なのだということ――
フィン「だから気に病む必要はない、と」一筆認める