第72章 真相
ケイト「う~~~ん;」
フィン「それが優しさか?普通よりも優しい感覚か?」
ケイト「とてもそうは言えない;」頭を振る
フィン「正当防衛になるのだから、何人でも殺したっていい。
そう行動が、言動が、全て物語っている。
反吐が出るよ…口先だけで善人を騙る外道は……
いい加減、善人だという『偏見』は捨てた方がいい。
あれは最早、人間でもなければ、良識ある常識人でもない。
人を殺して殺したことがないかのように笑える精神構造、
マフィアになる為に必要な「人を人とも思わぬ外道スキル」が身に付いている」
ケイト「あー…うん。
そういうことか!」
フィン「ん?何か?」
ケイト「うん、わかった!
殺された相手の中でも、無理やり命令されている人達(死茎隊)、何らかの要因で暴走した人達(骸、ザンザス、白蘭、ディモン)、
それぞれの立場に立てていない、傷や気持ちを慮れていない、人の気持ちを考えての配慮もしていない。
それでありながら、力を貸して欲しいとか、貸してくれる仲間ととらえるのは『筋違い』と…
更に、善人で、いい人だ、立派だ、優しい人だと、周囲へ認識を求めるばかり…
それ自体が嫌悪感を引き立てる。
だから…地獄落ちに拍車がかかった。
止めるブレーキ役となる人もいないから、認識を改める人もいないから…
それを抱く方がおかしいとされる世界だから……
だから、リボーンの「世界そのもの」も、ツナ達「世界固有の魂」も、皆々消されちゃったってことか…」
フィン「……そうだね…
(再発を防ぐ為「要素」さえも消されていってることを報告すべきか…
いや、明日違う世界の僕が来て説明するからいいか…滅神の弟子の」←知識共有済み
多くは語らないでおこうと結論付けた。
ケイト「また、そんな魂を出さない為に…巻き添えを出させない為にも…
本質的なものをしっかりと見極められるようになろう、って話だったんだよね?」
フィン「ああ」頷
ケイト「そして…してはならない悪いことを、悪いことのままにしておけば、幾度となく繰り返すこととなる。
繰り返さないようにすることこそが肝心」
フィン「人の気持ちを考え意見する君
気遣いも配慮もせず、人の傷も気持ちも考えない、意見をケチつけていると認識する、自分のことしか考えないクズ
本当に悪いのはどちらか…クズだ」