第71章 改革

ケイト「…そっか；」

フィン「こればかりは仕方ない。

君が気に病むことでもないのだし…今は、こちらの方に専念しよう。
いない人のことを考えても仕方ない」

ケイト「でも第2、第3の同じ人を出したくはないんだよ。
もし同じ事態が起こったとしたら…哀しいでしょ？」

アスフィ「優し過ぎます；

いえ…この場合は、再発防止に臨みたい一心なのでしょうが；」

神様「防ぎようがないので気にしないで下さい」きっぱり

ケイト「うう；」←やなものはやだが、「困らせたら」と考えてしまって何も言えない
神様「あなたはよく頑張っています。
頑張り過ぎなほどに心を割いています。

だから…目の前のことに集中なさい。

そちらの方はこちらの十八番、専門分野です。


再発防止策に関しては…
どれだけ手を尽くしても、どう在っても止められない存在もあるにはあるんです。
0にはなり得ないんです。

だから出来る限りで十分。それだけでも減ります」

ケイト「その出来る所は？って考えてる所なんだけれど；」

神様「今あなたが言った内容で十分だと。

発達障害『だからこそ』、
そんなに『深く考えること』、『普通の人には出来ないこと』が出来ます。

普通の人はバランス型というか、そこまで特化していません。
素晴らしい一面であり、特性であると、そう捉えて、各々違った部分があると、そう示していけばいいんです。


誰しもにもある。だから、誰しもを大事に。

という内容で」

「「「なるほど」」」
ケイト「わかった！

それを念頭に伝えて、教育を進めるように徹底するね！
全員に無理に合わせさせるのではなく、1人1人に合った教育を！」

神様「楽しみにしていますね^^//

それでは」さっ！

そう言うが早いか、光となって天へ消えていった。


フィン「……さて…

もう治療場につくけれど、準備はいいね？」←水のカーテン（入口、3317ページ参照）についたので指差す
ケイト「ふっ！

全くない！！！」えっへん！どーん！！

「「……；」」


フィン「…うん；よくないんだね？」
ケイト「ごめん、ちょっとだけ整理させてね；」合掌
アスフィ「全く…；（苦笑）

ですが…本当によかった。ようやく霧が晴れたようで」微笑
フィン「ああ」頷＆微笑
ケイト「全種族にも言えることだって書いておかないと」メモメモ