第71章 改革
獄寺「てめえら10代目の恩義を何だと
「てめえの不始末をてめえらが付けただけだろうが!!」
「当然のことしただけだろ!!!」
獄寺「何!?;」
「10代目が!!
マーレリングと!ボンゴレリングで!拮抗していたタイミングで!!
ボンゴレリングが「争いの火種」だと妄言して!!!
俺達の猛反対も9代目の制止も全て無視して!!!!
ボンゴレリングを壊すことを強行したんだろうがあああ!!!!!!」
「ボンゴレリングさえあれば!!壊されてさえいなければ!!!まだ静止し合った均衡状態を保てた!!!!」
「冷戦の方がまだマシだ!!!!」
「てめえの身勝手な命令で!!尻拭いしたり振り回されるのはいっつも部下だけだ!!!」
「今回の不始末はそんな、これまでの次元じゃねえ!!!」
「てめえの不始末で9代目が死んだ!!」
「10代目を!!本部で命を懸けて最期まで身を張って戦って末端の俺らを守って下さった9代目と同格のように語るんじゃねえ!!!」
「それまで本部の生き残りを守り続けてくれたのは!!独立暗殺部隊ヴァリアーだ!!」
「ザンザス様だああああああ!!!!」
「9代目の息子であるザンザス様こそが10代目に相応しい!!!」
「混乱と破滅しか呼ばぬ10代目に!!『戦犯』に死の鉄槌を!!!!」
「何で日本支部に知り合い以外一人も集まらないか考えてからものを言え!!この幼児脳!!!!」
「アメリカとロシアで例えてみろ!!ガキでもわかるわ!!!」
「弱った所を好機と捉えられて一丸となって攻め入られるのは!!火を見るよりも明らかだろうが!!!」
「ボンゴレ狩りの立役者め!!!」
「9代目!!今お側に!!!」
「決起を起こせえええええ!!!!」
『おおおおおおおお!!!!!!!!』
話にならない。
生の声を届けているが、真面目な話…
被害者が多過ぎた。
10代目の立場と言えば…
自分の不始末を、過去の自分に付けてもらった。
更には「同盟を組む為」「誠意を見せる為」と称して、「ボンゴレリングを壊す」蛮行。
過去の自分を呼び戻すなら、最初からボンゴレリングを壊す必要性や意味は?
戦いを放棄して、ミルフィオーレに特殊弾を撃つよう根回していた。
我が身可愛さ故か、となっていた。
ボンゴレリングを壊した時点で、どちらの味方だ、と、全員10代目の支配下から全力で逃げたらしい。
