第71章 改革
ケイト「うん!全力で応える!!
絶対…守るから!!」
ザンザス「上等だ」にや
本当だったら…
私も、恭弥も、隼人も、武も、皆、皆…
ザンザスに、殺されていた。
リングが、ザンザスを拒絶さえしなければ……
だから…気にせずにはいられなかったんだ。
でも、皆の前で言うのも、晒しみたいで違うかなって思った。
で…教師になる為の手続きで必要な書類を集める為に、ヴァリアーがイタリアへ行った。
チャンスだと思った。この時を逃せば、次はないとも思った…
争奪戦が終わってから一日も経ってないけれど…
本当に、本気で、そう思ったんだ…
あんな残酷な勝ち方があるかって、それで手に入れても嬉しくないって…
堂々と、胸を張れない…10代目だなんて、名乗れないって――
皆のお陰で、自分の傷を治せた…
ヴァリアーの皆も、力を貸してくれたお陰で…
だから…それに、応えたかったんだ。
少しでもいいから…力になりたかった。
だから…私は、行動に移すことを選んだんだ。
ザンザスと2人で、10代目になれないかって…
存在意義を、見失わないでって…
余計なお世話かもしれない。
逆に傷付けるかもしれない…
でも、それ以上に、嫌だったんだ…私が。
リングに勝たせてもらった立場で、本来なら殺されるはずの立場で、仲良くなんてきっと出来ない。
心からの協力なんて、出来やしない。
幸せになんて…なれやしない。
私の想いを、全て伝えた。
ヴァリアーの皆は、黙って聞いてくれた。
納得するような顔も出てきた。
ケイト「その…迷惑…だった?」おず
ザンザス「ふっ…
何度も言わせるな。
俺は…ジジイ(9代目)も、てめえのことも、大して気にしてねえ。
迷惑ならとっととかっけしてる!
今…俺が、何もせずに、てめえの目の前にいる。
それが、答えだ」
ケイト「!(瞠目)
……ありがとう、ザンザス^^
認めてくれて…受け入れてくれて…本当に、ありがとう」微笑
ザンザス「ふん…
礼を言われるようなことはしてねえ。
当然のことだ」←9代目の勅命書(2281ページ参照)を見せる
ベルフェゴール「しししっ!面白♪」にや
レヴィ「む…」
ルッスーリア「丸く収まってよかったわ~♪」
マーモン「一件落着だね」
スクアーロ「だな」