第70章 新天地
フィン「それはそうだが!
切り崩され続けてきた君の心はっ!心労は
ケイト「報われないって思われるかもだけどもさあ…
私…一番わかってて欲しい人に、わかってもらえている。
それだけで十分、報われたって思ってるよ?
ああ、頑張ってよかった…ってさ。
あなたが誇れないような、そんな外道にはならなかったよって!」えっへん!
フィン「たとえ外道に落ちようが愛するが?」ぐすっ
ケイト「えー?
私が胸張れないからヤダ!!」
フィン「ぶふっ…
ぷっ
ふふっ」
ケイト「ん?」
フィン「…そうだね…^^//
君は、そういう人間だ…//(微笑)
報われていない…訳ではなかった、か…」
ケイト「う!ん!(大きく頷く)
報われないってのはね!
ずっと何回も何回も壊されたり営業妨害されたり!
本人にその気がない、そんな人じゃないからって放置されて!
本人自身、繰り返さない努力も、最小限にしようって考えることも、自分で壊したものを自分で直したりも一切しない場合!
だと思う!」
フィン「…なるほどね。
でも惨めな死に方には違いない」
ケイト「そんなんやる人の問題じゃん!殺すまでもない。
……まあ……確かに、寂しくはあるよ?
頑張ったことは無駄でしかなくて、
繰り返さないよう必死に、死ぬその時まで努めたことも全て…無意味で……
頑張っても頑張っても見てもらえなくて、勝手な先入観と偏見を押し付けられて…最期の最期まで、利用で終わる。
ボロボロになった心、魂…感情…全てが報われないまま。
その最期まで貫き続けた『頑張り』も、『想い』でさえも、その全てを、「悪」とされる。
そのことには、確かに変わりないよ?
でも…報われた気持ちにしてくれたのは、あなただよ」微笑
フィン「!」瞠目
ケイト「微笑)…
あなたがいたから、誇れる^^//
わかった上で、寄り添ってくれる人がいる。
とらわれず、もっと自由に生きろって言ってくれる人がいる。
やんごとなき『事情(暴言暴力)』がある。それ相応の『経緯(ほぼ毎日)』があっての、『障害(トラウマ)故』の、「どうしようもない」「避けられない」『非意図的のもの』だって…
ちゃんと、見てくれる。
今も色あせることない「殺し尽くしたいぐらいの激情」も、踏ん張ってしないことを選択し続けてるって…
だから幸せだよ?」
