第66章 穢れ
平和同盟という形でもあり、互いに求めるものを交換し合う方法を取ることで無いものを、足りないものを補い合うようにさせた。←2598ページ参照
金銭ではなく物々交換というもので、神石で真に互いにとって釣り合うか未来予知も含めて判断される為、絶大な信頼を受けていた。
いずれは世界を見て回り、各地の国同士の戦争を鎮め、分かり合う為以外の争いを無くし、全ての大陸、国全てを一つに纏め上げたいと思っている。
もしそれが叶えば、神国コクーンは『国の架け橋』ということになるのかもしれない。
暴力行為(2823,2848ページ参照)に関しても、愛あるものとわかったのも、市民カードによるものである。←2946ページ参照
どういうつもりでの言動なのか、嫌味か皮肉か、そのつもりがあるかないかまで全て伝わる。
それは感じたものだけに留まらず、どれほど強く抱いているかも。全てが筒抜けである(誕生日ドッキリは優しい嘘なので可能)。
すなわち、語弊や行き違い、解釈の違いによる誤解を避けられる。
そこが市民カードの凄い所である。
他にも、譲れない部分、これだけは嫌だという範囲。
それらを市民カードで登録してもらうとポイントが貰える。
成長や環境の変化と共に変わる為、変更も可能となっている。
政治における変更案への投票でもポイントが貰える。投票には自由入力欄もあり、本心であればあるほど、多ければ多いほど貰えるポイント量が増える。
投票、意見、要望は24時間受け付けている。
登録と変更と投票と意見と要望でポイントが得られ、「皆様と築く社会をより良くする為のご協力を頂いたことへのささやかなお礼」として各個人の市民カードへ送られている。
ポイントは国内において割引に使え、減ることはない。
増えれば増えるほど、お得になる。買いたいもの全て割引。何回でも使用可能。
シン母「つまりいつかは全品タダ!?//」キラキラ両手合わせ
シン父「申し訳ないから、それは出来るようになってもやめような?^^;」
シン母「てへぺろ^^//;♪」後ろ頭に手を当て
国民の国民による国民の為の政治をする為、政治における変更案が決まれば全国民の市民カードに通達され、市民カードから変更案の提示と共に可決か罰か投票可能となる。
つまり、皆に決定権があるのである。
赤子から老人に至る全国民に。
