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Unlimited【ダンまち】

第66章 穢れ





社会的強者とは発言力、権力、主張、主導権が強く、弱者の主張を聞き入れず自身の意にそぐわないことは全て赦さず、己の望む結果のみを求めて尽力し、他の力を搾取して己の都合で振り回し、他には絶対力を貸さず全て気にもしない、己こそが全てとする、極めて自分本位なもの。
社会的弱者とは逆にそれらが弱く、優しく、断るに断れず、無下にも出来ず、いいように振り回され、己の望みも叶わず、力を貸した強者から逆に望みも主張も自由意思も全て妨害され、力を一度として貸されないもの。

全て叶わず、報われず、強者に都合よく力だけ搾取され、偏見を押し付けられ抵抗も許されない。
うまくいけば当然のこととされ、自分の手柄とされる。悪くいけば全てお前が悪いとされる。
人権すらもなく、いつでもどこでも自由を縛られ、言うことを聞かせられ、したくないという意思すらも叶わず力を貸させられる。


初対面で全て決め付け、二度と歩けなくなるそれを助けられても認識を改めようとはせずに同盟を組むことに反対する。力を貸してもらっても同様。
教えたとしても、自分は間違っていない、悪人だ!とされる始末。自分の意にそぐわないことをすれば悪とされ、力だけ搾取され続ける。都合のいい道具と化す、過剰防衛。自分達の望みだけが全て叶う。
社会的強者の代表例。

敵という対立する立場であれど再会の際に水に流す、初対面が敵だからと偏見を抱かない、決め付けない、お前いい奴だな!と力も貸せる、自由な勝手者の方が余程いい。

相手が敵でも極力命を取らない戦闘大好きな自由な人もいる。
生まれながらに弱肉強食の世界で生きさせれ、その環境に叩き込まれながらも、環境の変化と共に変わり、味方として動くものもいる。


フィン「ケイトは…社会的弱者が守られてこそ、ようやく釣り合うと考えている。


ケイト「社会的弱者の為の社会で在りたい。

少しでも人を傷付けてでも己を守れる人を、守る必要はない。
自分で都合のいいように人を振り回す人なんてもっとだ!

そういう人達から、それでも理不尽を与えるぐらいなら死を選ぶ優しい人達を、自分を守ってでもと動けない人達を、守りたいから作るんだ!」

フィン「もしついてこなかったら」
ケイト「信じると決めたから。

あいつらは皆、私を王に押し上げた時「信じる」と言ってくれた。
だから…私も信じて、胸の内を明かした」


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