第66章 穢れ
フィン「多分わかってはいるはずだ。
だがそれでも…生きてさえいればという、あれなのだろうね。
う~ん…(腕組)
難しい問題だ」
リヴェリア「してきた経験により、違った拘りを抱くのは当然か」
ガレス「ケイトは特に拘りが強い傾向にあるからの。
ああ見えて一度決めたことは頑として譲らん、頑固頭じゃ」
フィン「それだけ深く考え込んだ後だからだろう。
人の為に繋がっていることが異常に多い。
そしてケイトは損をすることも多いが、人の幸せや喜びを前にすると共に笑い嬉しく思える人間性だ。
そこは尊重したい…いや、人を尊重し過ぎるきらいがあるから、そこが問題なのか;」
ガレス/リヴェリア『全くじゃ/だ』
ガレス「それはそうといいのか?
またフラッシュバックをした時は」
リヴェリア「ああ。
精神や感情を抱く面が随分と通常に戻ってきた。
それは喜ばしい半面、大変な事態を巻き起こしかねない…
当時の激情と共に、それを見たことにより激情を抱くようになり、その結果…
怒り任せに暴れ出すこと、傷付けること…それは本人からすれば恐怖の対象だ。
メンタルケアが必要だと思うが…」
フィン「その面に関しては既に手は打ってある。←2233~2238ページ参照
僕が幾度でも止める、僕だけじゃない…皆がそうだと…←2208ページ参照
他にも…必ず助けに行く、必ず駆け付けると言い含めている。
言ってくれれば、助けを求めてさえくれれば、ちゃんと動く。
動けない時もあるかもしれない。だが…本気で大事に想っていると…力になりたいと思っていると…
共に居る時、態度で…言動で…そうでなければ時間を割いてまで共に居ることを選ばないと『も』伝えた。
だから…大丈夫だと、悟ったはずだ」微笑←2714ページ参照
ガレス「ワシも言いたいんじゃがな…大丈夫だと」
リヴェリア「それこそ大丈夫だ。
もう、伝わっている…←上を見やり微笑む
(だろう?ケイト」微笑
それに帰ってきたのは、温かな力だった。
無意識にだろうが…お返しだろう。
ラウル「あのー…;
お話し中悪いんすけど、ダンジョン最深部まで到達しました。
マッピングするので見ててもらいたいんすけど;」
フィン「ああ。済まなかったね。
つい話が弾んでしまった^^;」
リヴェリア「安心しろ。見ている」
ガレス「ぱっぱとせい」
