第66章 穢れ
ガレス「ストイック過ぎやせんか…?;」
リヴェリア「社長自らそれぐらいしてこそ、社員もまた恥じぬよう自ら進んで動けるようになるというものだ。
人にもよるがな…
だがまあ…ケイトぐらいだ」
フィン「そうだね…
社長が容易く出張れば舐められると、体裁ばかり気にする輩もいる。
それを舐めないように促せるのは理解者だけだ…
それがいるかいないか、恵まれるだけでもかなり変わってくる」
リヴェリア「本当にそうだな…
それだけで環境も異なってくる。
育つ環境で常識も基準も価値観も異なる。皆が皆違っていいなどというものは教科書ぐらいにしかない。
個人で異なる、余裕のない時などいくらでもある。受け取り方も違う、感じ方も違う、気付かずする時もある。
だからこそ…あの4つを大きく定めたのだろう。←前ページ参照
あれら4箇条は…いじめ、差別を発生させない為だ。
精神的に余裕もなく、味方も話せる相手も理解者も一人もおらず、気にするだけの余裕もない不可抗力、わざとでないもの(ケイト)
精神的に余裕もあり、味方も話せる相手も理解者も複数おり、意図的に嫌がらせや悪行をし続けるもの(ケイトにとっての加害者)
どちらを裁くべきだと思う?」
ガレス「情状酌量の余地から、加害者だろう。
じゃがケイトこそが加害者だと主張するだろうな」
リヴェリア「知らないから言えることだ。
話してさえくれればと口で言ってはいるが、話せないほどの障害や傷を抱え余裕がないというのに…
どういうつもりなのか…」
フィン「そこを鑑みてもいないのだろう。本人が死ぬまで求める気だ。
話せないほど余裕のないそれへ更に、ね…
そして『余裕を無くしたまま夢も見れず死んだ亡骸』の前で加害者めと騒ぐだけだろう。被害者面したまま…
特定の個人1人のみへ多勢でかかることで価値観を大きく歪め、傷付く中で笑い続けることから自分を傷付けることが楽しいことと認識を改めさせ、後の人生を大きく害する。←270,1462,1787,1803,2223,2234,2349ページ参照
父からの虐待、母からの虐待、姉は友がいて余裕がない。家は死活状態で息つく間もない中、学校でもそれらが実行され、止めとなった。それ以降…心身が解放された様子は二度と見られることは無かったと聞く。
壊れた心は…二度と治らない。知る前には……」
