第66章 穢れ
シン父「すげえよ、うちの部署。
いや、全部の部署で徹底されてるんだけどさあ。
役割分担が適材適所かつ好きな奴に綺麗にかっちり分けられてるんだ」もぐもぐ←晩飯中
シン母「へー」
シン父「しかもミスしたら社長自ら来て謝罪回りに付き合ってくれるんだ。
誤魔化しがきくミスならいいんだがそうでない時もあるからさ。
小さい内に発見したら、それだけで拍手を受けて、皆で手分けしてミスをよりよいものとして相手方へ提供、でもって注意喚起し合ってプラスにって方針なんだ。
だから「怒るよりも次に活かそう」って基盤というか土壌ができてる」
シン母「しっかりしてるのねえ」
シン父「社長の人柄あってのことだけどな。
失敗は誰でもする、だから周りがある。サポートし合い、生かし合える。そういう組織で在りたいと明言してたし…
「産気付いたら必ずすぐ帰れ、残りは有給にしておくから」って社長から直々に言われてさ。
わざわざ妊娠してる妻や抱えた夫、社員皆に言って回ってるんだぜ?」
シン母「社長さんも豆よねえ」
シン父「二度頷)ホントホント^^
その上、その社長が国王だから」
シン母「社長が国王!?
ってことは国営じゃない!
すっごい!大出世よ!!//」キラキラ&微笑←大興奮&手を合わせてる
シン父「皆そうだよ!^^;」
社員や家族からすれば…まさに救世主だそうだ。
ミスはしないように心がけよ。
ただし無理はするな。倒れては意味がない。
他者のミスに寛容であれ。
誰でも同じミスを犯す可能性はある。今後気を付けることで犯す可能性を下げれる『糧』と思うべし。
皆が皆、互いへサポートし合える者たれ。
変動する環境や周囲に合わせ切れず余裕を無くしてミスする者も居る。その助けとなるべし。
礼儀、筋、義理を通すべし。
人として以前の問題は決して犯すな。
それらを体現し続けるそれはまさに…
男気溢れ過ぎ
自分に厳し過ぎ
無理に合わせ過ぎ
もっと自分を持って!
大事にして!
大いに感銘を受け口々に言われた。
力を悪事や金儲け、邪なことには決して使わない『人格者』『気遣いの塊、鬼』とも。
だが当のケイト曰く「殺すことなんて誰だっていつだってできる。その気にさえなれば。
それをしないでくれたことに感謝しないのは傲慢だ。
義を通さないのは怠慢だ」とのこと。