第63章 新たな来訪
小狼「いえ、世話になっているのはこちらの方なので。
どうか頭をあげて下さい;」
アスフィ「恩に着ます;
彼女はもう何と言うか…(嘆息)
愛すべき馬鹿と言いますか」しかめっ面
ぐさささっ!
アスフィ「ろくでなし所か、恩など意に介さず殺そうとする人達にすら手を伸ばす始末」額押さえ
ぐささささっ!!
アスフィ「どんな人でも悪党でも助けようとばかりして!
本来逆だというのに」腕組
ぐさささささっ!!!
アスフィ「殺されかけても笑って受け入れる『馬鹿』と言いますか」
ぐささささささっ!!!!
アスフィ「いつまで経ってもあなたという人は!
被害者なのに、加害者のように申し訳なさそうにばかりして」くどくど
ぐささささささささっ!!!!!
アスフィ「いつになったら厳しく接することを覚えるんですか?
いつになったら甘えてくれるんですか?
本当にいつになったら自分に優しくなれるんですか?
いい加減にして下さい、本当に」がみがみ
ケイト「わあああああああああああん;;」←その場から逃げ出そうとするもアスフィの神の力で押さえ込まれている
ティオナ「ケイト、どうしたの?!;」だっ!
リュー「…何故説教を?;」怪訝
正座させられたまま泣き崩れるケイトへ2人は駆け付け
ティオナは頭を撫で回し、リューは励ましていた。
その中でもアスフィは説教を続けており、神の力全開で強引に聞かせる始末…
それらを前に、5人は…
ファイ「何と言うか…鬱憤が溜まってたんだね^^;」
モコナ「まるでハリネズミみた~い♪」
小狼「心を的確に抉っているような気が…;」
サクラ「でも…大事だから、なんだよね?」
黒鋼「自業自得だろ」眉顰め
各々感想を呟いており、そのまま別の場所へと繰り出していくこととなった。
小狼「じゃあ。俺達は行きますね」ぺこ
モコナ「お世話になりま~す♪」
アスフィ「ええ。どうか楽しんでいって下さい」微笑
ケイト「そお~」
ガシッ!!←アスフィに背を掴まれる
アスフィ「まだ説教は終わっていませんよ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ(黒睨み)
ケイト「誰か助けてえええええ;」手を伸ばす
ファイ「仲いいね~^^♪」
小狼「が、頑張って下さい!;」
ぴゅううう
素早く去っていく5人…
昼御飯などの説明もまた、防衛隊の警備部隊が案内してくれたようだ。