第6章 密かな淫行【橘真琴/R18】
真琴「え、何それ……じゃぁ、ずっと俺のこと考えてたってこと?」
驚きに目を見開かせながら彼が問う。
そんなに驚くことだろうか。
空「あたりまえじゃん。私は真琴のことしか考えられないんだから」
そう言いながら彼の隣に腰掛け、腕を彼の首に回して抱き着くように密着してやる。
少しよろけた彼が片手で体勢を整えながらもう片方の手を私の頭に乗せる。
私は、微笑むと真琴の膝に馬乗りになって向き合った。
さっきより近い距離。この位置だと、よく顔が見えるんだ。
私の大好きな、彼の顔が。
空「…真琴……キス、しよ…?」
上目遣いで切に言うと彼が嚥下したのが分かった。
そして、いつもの柔和な笑みを浮かべて……
ゆっくりと、唇を合わせて舌を入れ込んできた。
彼の生暖かいそれに私のものを絡めると、一つに溶け合っていくように絡み続ける。
空「んっ……ふ、ん………」
生理的に出てくる涙を真琴が指で優しく拭ってくれる。
その姿すら愛おしくて、離れたくなくて、拭ってくれた手に私の手を絡める。
いつまでも、どこまでも、繋がってしまえばいいのに……
ずっと、絡まりあっていられればいいのに………
本気で、そう思ってしまった。
真琴「ッ………空…」
舌を絡ませながら、私は空いている手で彼のズボンのファスナーを下ろした。
布越しに伝わる彼の感触は、少し固くなっている。
最後の一枚をはだけさせると、彼のモノが姿を現した。
まだ少し萎えているそれは、時々ピクピクと動くのがなんだか可愛い。
そこに手を添えて、優しく扱き始める。
すると、彼の体がビクっと小さく反応を示した。
真琴「ぁ…空……ダメ、だよ…」
キスをしていた唇を離して銀の糸を滴らせながら小さく呟く彼。
下には家族がいるのに。
いつもの日常が繰り広げられているのに。
私達は、淫らな行いをしている。
それがまた興奮材料になり、先程より大きくなってきた彼のモノを、一心不乱に扱き倒し始めた。