第6章 密かな淫行【橘真琴/R18】
彼の顔を見ると、もう既に頬や耳が仄かに紅く染まっており、何かを必死に堪えようとしているように口元に手を当てて声を抑えていた。
その様が何だか色っぽくて、でも、何処か悔しくて。
我慢出来ないようにさせてやろうと思い、彼の股元に顔を寄せ、すっかり勃ち上がっている彼のモノを口に咥えた。
真琴「んんっ………ぁ……」
一際高い声を聞くと、彼のイイ所を口内と舌で責める。
カリの部分や根本、亀頭の尿道口まで念入りに。
弱い所ばかり弄られていたので、彼は流石にもう我慢が出来なかったらしい。
真琴「ふっ……んァ、出る………っ…!」
大きく体をビクつかせて欲を吐き出した。
私はちゃんとそれを全て口内で受け止める。
少し苦い、けれどどうしても嫌いになれない種子の味を口いっぱいに堪能してから飲み込んだ。
まだ荒く息をしている彼の顔を覗き込んでみる。
空「…気持ち良かった?」
と問うてみる。
ゆっくりとこちらに顔を向けた彼は、高校生とは思えない程艶やかな表情をしていた。
目は蕩け、頬は紅く、口では忙しなく酸素を欲している。
どうしようも無く、胸が高鳴った。
真琴「……狡いよ、俺だけなんて…」
小さく彼がそう呟くと、私の手を強く引き、私が真琴に抱き着く形になった。
と思いきや、身に付けていたスカートの中に手を忍ばせられ、下着越しに秘部に触れられる。
空「あっ………はぁ…」
いきなりの事で余計に刺激を感じてしまった。
真琴「空、すっごいよ…俺の触りながらこんなに濡れてたんだね」
先程の余裕の無さは何処へやら。溜めていたものを全て吐き出して気が楽になったのか、微かな甘い微笑みを向けながら下着越しに触れていた指をするりと中へ侵入させる。
空「んぁあっ………だって…まこ、とが……凄い色っぽくて…」
話している間にも彼の無骨な長い指は私の中を蹂躙する。
言葉を発するのも精一杯で、必死に彼の筋肉質の体にしがみつく。
真琴「そう言う空の方が、ずっと色っぽいよ?……可愛い」
愛おしげに細められた瞳に見詰められると、心臓が一気に苦しくなる。