第6章 密かな淫行【橘真琴/R18】
それと同時に、彼の指を強く締めつけてしまう。
絶頂が迫っていた。
ピクピクと身体を反応させながら、彼の体を強く抱き締める。
空「…真琴……もう、ダメっ…」
早く楽になってしまいたい一心で、自分から小刻みに腰を動かす。
すると、彼が私の頬に手を当てたかと思いきや優しく顔を上げられて甘く啄むようなキスが降ってきた。
柔らかい唇の感触を受けながら、私は一際大きく身体を跳ねさせ、絶頂を迎えた。
空「んッ、……んぅっ…!_________はぁ、はぁ…」
頭が真っ白に塗り替えられてからまだ微かに余韻の残る身体を彼にしなだれかける。
私の背と腰に緩く腕を巻き付けると、満足したような顔をして私の額にそっと彼は口付けた。
その直後、例の子供達が元気な声で玄関へ飛び込み帰ってきたので、二人して慌てて身なりを整えたのは、私達だけの秘密にしておこう。
《Fin》