第2章 発見と発覚
下科の言葉に零人は飽きれた顔を作る。
「ん?」
零人は、下科の後ろに立っている高橋にきずく。
高橋も零人の視線にきずいたのか、一歩前に出て「高橋だ。」と短く名乗る。
零人も「工藤零人 中佐。」と名乗った。
「それで、魔物は見当たらないのか?」
高橋が聞くので下科の代わりに零人が答える。
「それが全然いなくて…。あっでも、目撃情報ならありますよ。」
「それを早く言えし!!」
「あいてっ?!」
下科はツッコミを入れた後おもいっきり零人の頭を殴る。
「も〜。何するんですか。」
「えっ?だって…。」