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【戦ブラR18短編集】月が綺麗ですね。

第9章 乙女の憂鬱【豊臣秀吉】


「…そうそう、これが短冊で5文…つまり5点貰えるんだ。」
「そうなんですか…。」

私はじっと花札を見詰めていた。
やっぱり…つまらない。
でも、私を勇気づける為に秀吉さんはやってくれてるんだよね、きっと…。

「…楽しくない?」

少し寂しそうな声が聞こえる。
上を見上げると秀吉さんと目が合う。思考停止。

「え、えっと…気分が乗らないっていうか…。」
「うーん…本当にどうしたらいいんだろうね…。」
「本当にごめんなさい…せっかく秀吉さんが誘ってくれたのに…。」
「ん…まぁ、しょうがないよ。うん。」
「…でも。」

確かに楽しくはない。つまらない。けど…。

私はそっと秀吉さんの肩に顔を載せる。

「秀吉さんとこんなに長くいるの初めてかもしれない…。」
「楓…。」
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