第1章 プレゼント【織田信長】
帰って早速、手拭いにする為、布を縫い始めた。
でも私、不器用だから。
「痛っ!」
指に針が刺さる。
「くぅ〜、何で不器用ってこんなに辛いんだろう!器用な人は良いよね!細かい作業もすぐに出来ちゃってさ…。私なんていつも大雑把だからこういうの苦手…。」
でも、他人の手に触れるもの。今回は大雑把に縫う訳にはいかないよね。
自分で使う物なら思いっ切り大雑把にして壊して使ってやるけどさ!
でも…3枚の布を手拭いにするのか…。何日かかるんだろう…?
それから朝までずっとやり続けた。夜中に私の叫び声が響いて光秀さんに怒られてしまった。
…
毎晩寝る間を惜しんで縫い続ける事5日。
「で、出来た…!3枚全部!」
縫い終えたよ!やっほーーい!!
もう、余り寝てないからテンション・ハイだよね!
私は踊り出した。
くるくる〜!
くるく…
「…何やってる、貴様。」
ビクッ
固まった。体が一瞬固まったよ。
私はすぐに作った手拭いを隠す。
「な、何でも…ございませんよ!!べ、別に踊ってなんかいませんからね!」
「踊ってただろう。回っていた所を見たぞ。」
「それは気のせいです!」
「…まぁ、良い。お前があまり寝ていないって言うのを光秀から聞いてな、様子を見に来てやったが…頭が馬鹿になったのか?」
「いえ、正常です。」
「…俺が心配する必要はなかったな。」
そう言って戸を閉めて行った。
「はぁ〜びっくりした…手拭いの存在がバレたと思ったよ…。」
あと2日で信長さんの誕生日!あぁ、楽しみだなぁ!