第1章 プレゼント【織田信長】
訪れたのは布屋。
「信長さんって好きな柄とかあるの?」
「好きな柄…ですか?聞いたことないです…。」
「じゃあ、シンプルな柄でいいかな。」
何色がいいんだろうなぁ…。赤は物騒だし…青はなんか違うし…白は汚れが目立つし…。
「あの、何を作ろうとしているのです?」
「タオルを作ろうと思ってさ。」
「タオル…?とは何ですか?」
「タオルってねぇ…ここの物で例えると手拭いかな。」
「手拭いですか!」
「ほら、顔拭いたり、物を拭いたり…あとは身体を洗うのに使ったりで用途が色々あるじゃん?だからそれにしようかなって思って!」
「良いですね、それ!」
「でも普通は白だけど、それじゃあ普通のと同じだから、他の色のタオルを作ろうかなって!でも何色がいいんだろなぁ…って。」
「ピンクはいかがですか?」
「え?!信長さんにピンク…?!」
いやいや、絶対似合わないでしょ!
「…黒でもいいかな?」
「はい。僕はあくまでも意見を言っただけなので。」
黒の方が汚れが目立たないし、なんか新鮮な色の気がするからね。