第5章 ギャップ【真田幸村】
「いやいや、冗談でしょ?」
「…僕は本気だよ。」
目からウロコである。
いや…本当に?神様、マジですか?
「え、あ、私は…」
「あ、幸村!ちょっと話が…って楓ちゃん。」
あー、なんと悪いタイミング…。
「どうしたの?兄ちゃん?」
「いや…後ででいい。楓ちゃん、邪魔して悪かったね。」
うん、と頷いてくれた信之さん。
もう…信之さんって神様か…!
「初めて会った時からさ、私…幸村くんに想いを寄せてたのかもしれない。」
「…本当?」
「うん。素敵な笑顔と優しく暖かい性格にいつしか惹かれてた。」
「…俺、嬉しい。凄く。」
優しく頭をポンポンと撫でた。
爽やかでとても良い香りがした。
「だから…私、幸村くんの事…好きだよ。」
「同じ想いだったんだね。」
「本当、びっくりした。」
彼は身体を抱き寄せる。
幸村くんって意外と良い身体してるよね…。
「…ねぇ、キス…しない?」
「え…ここで…?誰かが見てるかも…。」
そんな事を言いつつも私達は唇を重ねた。