第4章 感覚【武田信玄】
「ねぇ…信玄さん。」
「ん?なんだ?」
「人狼って性感帯…あるんですか?」
信玄さんのピタッと動きが止まる。
そして私の方を驚いた顔でじっと見詰める。
「…何でそんな事聞くんだ?」
「えっ、いや…ただ、その…あるのかなぁ?って思っただけで…特に深い意味は…。」
「そ、そうか…俺は特にどこがやばいっていう部分は…ないなぁ。」
「そ、そうですか…。」
だよね。これが正常。私が異常なだけ。
"擽ったい所は性感帯の卵"
と昔誰かに言われたっけ。
「へ、変な事聞いてごめんなさい。」
「いいってことよ。」
少しシュンとした私を元気づけようと彼はポンと叩く。
避けるべきだった。
「ひうっ?!」
ビクッとなり、咄嗟に気持ち悪い声が出て私は床に座り込んだ。
「?!」
「あっ…ご、ごめんなさいっ…!」
「あっ…その…す、すまねぇ…。」
…触られただけでも鼓動が速くなった。
彼だから余計に…?