第5章 終わり。
背が大きくなって、手も大きくなっていた、大好きをいっぱいいっぱい伝えたいと溢れ、にやにやとしてしまう。
「俺ってば、姉離れ出来そうにないってばよ」
愛おしいと心がムズムズする。
両手を広げ再び飛びつく。
ナルトは沢山の救いと喜びを運んでくれる。
には小さく大きすぎる天使のように思えた。
「ほーら!あっちに藤の香りがするソフトクリームが売ってるんだ、オビト先生が奢ってくれるってばよ」
「ナルトてめぇ…」
オビトはため息をつき、歩き出す。
その後ろをふたりで腕を組んで歩き出す。
初めて、祝ってもらった誕生日はとても嬉しくとても贅沢に思えた。