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【NARUTO】人狼といっしょ。

第4章 少しの歩み。


茶の間に連れていき、そっと座布団折り畳んで枕にし寝かせる。
水を出す音を聞きながらキュッと閉まる音に目を開ける。
「飲むか?」
「は、い」
そろりと起き上がり水をコクリコクリと飲むとぼやけていた視界がはっきりとしてくる。頭が冷え、はオビトを見つめた。
不安げな表情をしている。
「ご心配おかけしました」
「まだ無理するな」
「…もう少しだけ休ませてもらいますね」
「はぁ、カカシのやつは何してんだ。ヤマトとじゃれてんのか?」
テンゾウとじゃれる?と首を傾げクスクスと笑うにオビトもつられていた。
「随分楽しそーね」
ただいま、と言って入ってきたカカシとリン。
は目を見開き、おかえりなさいと呟いた。
「お邪魔します」
「は、はい…!」
「!バカお前急に立つな」
ふらつき、オビトに覆い被さるように転ぶ。
膝をぶつけ、痛みと目眩に驚きながらゆっくり目を開ける。
「ふ!?」
「んぐ!?」
オビトが口を開けるものだから、ぬるりと舌が入り、真っ赤になる二人。そっと、を横に座らせると、何故か真っ赤にしたまま固まる二人。
カカシは面白くなかった。
まず先に弁解されると思っていた。
はオビトをチラチラと見て何回か手を合わせ謝っていた。
一向にこっちに弁解が来ないことにイライラしてくる。
ふわりと、見上げたと思えば。
「味噌汁をつくれば終わりなので、もう少しお待ちくださいね」
オビトの隣にあった買い物をに渡すと受け取って味噌を、鍋に入れていた。
「なんだよ、カカシ」
「いや、足りないなって」
「は?そーいやが玄関で具合悪そうにしていたぞ」
「え?大丈夫なの?」
「はい、水分不足だったようで、ちょっとした立ちくらみです」
背を向けていう。
オビトを見ると首を振っていた。
嘘だということ。
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