第14章 懐かしさと。
息が、
苦しい。
「違うわ、火影様だもの、違う」
『貴方が、約束を破り、逃げたからですよ』
『サクモさんに似た髪の毛と、優しい口調の人だね』
『ただ優しいだけで、人格を変えるほど傷つけたは被害者だとでも言うんですか』
『が、あいつを愛していたのを知っているからだよ、が弱かったんじゃない、俺達の力不足だからなリン。』
『うん、多分あの方はどちらでもいいんだと思うよ。人狼の君が幸せならね』
『里で一番ねーちゃんを愛してる人に言われてたんだってばよ』
何言ってるのかみんな、ぜんぜん、ぜんぜん!!
『、人間は狡賢い生き物だ。誰もが自分勝手で、醜い、それだけではないから人間はには尊いものに見えるんだろう』
そ、れは⋯
『⋯⋯、結婚しよう』
『お前は優しいね、。俺はそれでも⋯今の俺は耐えられない。失う事が1人では抱えきれないんだよ』
『ずるいね、。お前は父さんを連れてきてくれた、けれど、俺を愛してくれてるお前と父さんはきっと簡単に消えていくんだろう?』
『⋯⋯あぁ、その言葉で生きていけるよ』
貴方は⋯いきて、
くれると、
─────愛してるって、言って、
『結局二人一緒に幸せになるなんて無理なんだろうね』
何故⋯?
『もう、夢から覚める時間だったんだろうね、俺はそれに気が付かなかったんだ』
私も、ずっと、ずっとそう思ってたよ!!
『夢を見ていた、君の一番になる夢を⋯夢だった君と同じく幸せになる夢を⋯あぁ、夢を見ていたんだよ』
でも、違うって、わかったの!
『約束は全部なくなっちゃったんだからね、愛していたよ、俺の奥さん』
違う、なくなってない!
約束は何一つ、無くなってなんかいないんだから⋯愛していたなんて、言わないで⋯