• テキストサイズ

【NARUTO】人狼といっしょ。

第13章 強さ。



 
 
 
 行ってきますと言って家を出たのは十分前。
 オビトと二人、は紙を握りしめて歩いていた。の手元には二枚の紙。一枚は敬語を使えなかった罰ゲームの紙、もう一枚はお料理の買い出しのメモ。
 オビトの隣を歩きながらキョロキョロとしていた。
 「なんだか、変な感じです。」
 「何がだ?」
 「だって、私、こんなに沢山の人見るの初めてなんですよ!ドキドキします」
 手を振る商店街の人々には頭を下げて歩く。
 にこにこして、買い物を進めていると、ふと、気配にオビトはの手をつかむ。
 「ほら、紅がくれた大チャンスだ」
 「え?えっ?」
 商店街の一角、甘味屋と書かれた店の前に引っ張ってこられる。
 オビトはにやにやしていた。
 は息を整え、顔を上げる。
 
 席に座っていたのは向日葵のような髪の毛をした男の子。
 
 青い瞳。
 
 はゆらり。
 ゆらり
 
 ゆらり、と揺れるように近づく。
 
 男の子は視線をそらしたり、泳がせていた。
 
 
/ 264ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp