• テキストサイズ

【NARUTO】人狼といっしょ。

第7章 恋をした。


「本当にあってるの…?」
「えぇ…こちらであってるはずです…が…」
「怪しいよね…」
「はい…」
二人は森をひたすら歩くこと四時間。
何もなかった。
時々、だれかの気配を感じながらも、とカカシはただ、渡された地図とおりに道を行く。
の方角感覚は正しいとカカシは知っていたため地図を持たせたが、とてもじゃないが温泉がありそうな場所にはたどり着かない。
二人は、川辺で休憩をとっていた。
「なんでしょう…私たち騙されたのでしょうか」
「それはないと思うよ、けれど地図が合ってるのかは疑問だね」
の手からするりと地図を抜けば、なんとも細かく複雑な地図。
これを正しく来たのだろうと思わされるのはやたらくねくねと曲がったりしていたから。それは地図とおりなのだろう。
まぁ妙な仕掛けとかはなかったから本当にこのルートしかないのかもしれない…と思いながら深くため息をつく。
はまっすぐ自分を見つめているのを感じて視線を合わせると、ぱちくりぱちくりしていた。
「ん?疲れた?」
「いえ、カカシ様こそお疲れでは…?ゆく時にサクモさんに干し柿を頂いたので召し上がりますか?」
カバンから取り出されたビニール袋の中から干し柿を取り出し微笑む。
この子は甘いものが大好きだったなと思い一つ貰うが、くどくどしい甘さはなかった。
もくもくと食べるとはもう一度地図を見ていた。
この近くの温泉といえばと思い出したようにカカシは手を叩く。
はきょとんとして、どうしましたか?首をかしげる、手には干し芋。
その姿が可愛いと思えての頭をくしゃりとなでる。
「わかったよ、場所。」
「まぁ!」
「父さんと一度だけ来たことがあるよ多分そこだね」
に地図を持たせて案内役を頼んだのは父さんだったからきっとこれは何らかの陰謀なのだろうと思いながら、彼女の隣に座る。
「時間とか書かれていませんが大丈夫なのでしょうか」
「それは大丈夫だと思う、けど、おなかすいたの?」
もぐもぐと食べ始めてずっと食べ続けている。
/ 264ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp