第6章 XXXXXXX回目のやり直し。
が不意に走ってくると狼の姿をして、布団に隠れる。
しっぽ出てるからねと言おうとすると、カカシが顔をだす。
「おはよう、カカシ珍しいねこんな時間に」
「おはよ、父さん。あーどっか出かけるとこだった?」
「うーーんまぁ…」
「歯切れ悪いね…それと、聞きたいことあったんだ」
「うん?」
着替えを済ませると、震えるしっぽを見て毛布をはいで抱える。ぴとりと抱きつく。
「って…女の人住み込みで雇ってるんだって?…って何それ」
「うん、だから、」
「いや、俺が聞いてるのは女の人の方で…」
と呼べば首を振ってぎゅっと抱きつく。
「パックンなら詳しく知ってると思うよ、のこと」
と言えばは慌てて飛び降り何かを訴えようと吠える。
「うん、カカシとはどうせ顔を合わせなきゃいけなかったでしょ、避けて通れないよ此処にいる限り」
イヤイヤと首を振る。
カカシはそれを見て口寄せをしていた。はビクッとしながら再び布団に頭を突っ込んでいた。
「カカシ、はね臆病で泣き虫なんだ」
「!?と言ったか!?」
「やぁ、パックン久しぶりだね」
「サクモ…確かにこの匂い…」
「パックンの知り合い?」
「さて、。話し合いをしよう?散歩はそれから行こうか」
を毛布ごと抱えるサクモに驚く。結構な大きさになっていたが易々と抱え、茶の間にと言われる。
茶の間にいくと綺麗に整理されていて、さっきまで誰かがいたように湯呑は二つ湯気を上げていた。
ちょこんと座ると、毛布からしっぽだけを出すそれを横に置く。
カカシはその横に座ると、パックンが尻尾を見つめて信じられないという顔をしていた。
絶句。
その一言だった。
「、聞いて欲しいことがあるんだ。大事な話。何故、ダンゾウ様が僕にと言ったのかも含まれてるよ。知りたくない?」