第2章 ~ゆるり、ゆるりと籠の鳥~
「アンタ、何人の男と寝たの?」
俺様は腕を掴みながら露になった彼女の身体を見つめる。白い絹の様な素肌に流れる様に散った紅い花。
「前に会った時よりも、アンタの匂いが強くなってるぜ?」
ねぇ、本命は誰?俺様、これじゃ、気になって夜も寝れないなぁー。と彼女に迫る。柔らかい膨らみを唇でなぞり、桃色の先端の飾りを口に含み舌の先で転がす。態と彼女に聴こえるようにいやらしく音をたてる。
「ふっ…んっぅ」
いやらしい声を出して感じている。胸だけでこんなに乱れちゃってかーわいーね。
「良い声で鳴くねぇ。で、誰が気持ち良かった?」
俺様は次々に名前を言って行くが、彼女はハァハァ、と悶えていてそれ所ではなかった。
「まぁ、他の男の善し悪し何て別に知りたい訳じゃないし。それよりも…」
そう言いながら唇を彼女の耳元にやり、わざと吐息混じりに囁いた。
「俺様も、仲間に入れてよ」