第1章 ふわり、ふわりと夢、うつつ
わたしが気を失ったと同時に私も夢から醒める。
何していたの、私…。
心臓がドキドキする。
本当に、馬鹿だ。
自分で自分を辱め、その挙句は自らの手で達して気を失うだなんて…。
その事を思うだけでお腹の中がきゅっと熱くなる。
ああ、これじゃ、ただの変態だわ!
私は夢によって汗ばむ身体を拭うため、布団から起き上がろうと立ち膝になった途端だ。
「…っ!?」
な、何、この感覚は…。
太腿に何か生暖かいモノがゆっくりと流れ出るのが解った。
「う、嘘でしょ…」
誰か、嘘だと言って…!