第4章 ~くるり、くるりと悠久の輪廻~
【参拾伍】
結構なお点前でした。
って、何時から下ネタ夢小説になったんだよ。
あれか!隣で連載中の〇タマの夢小説の影響か、コノヤロォォォッ!!!!
つか、〇タマって伏せ字の使い方間違ってるからね!
てか、伏せる気ねーだろ、おいぃぃぃぃぃっ!!
「気持ち良いですね、此処の湯は」
そうニコニコしながら話しかける天海様。
「そ、そうですね…」
頭の中で見えざるものと戦っている、そんな心境も知らない天海は、悪びれることも無く普通に話しかけてきた。
うぅぅ…嫁に行けない…。
てか、普通に私の隣に入って来たよ、この人。
この際だからさっきの珍事件も、その趣味の悪いマスクも全部見なかった事にしようとするのだけれど、なかなかどうして気になる天海様。
私が横目で天海をチラチラと覗き見していると、その視線に気付いた彼が微笑みながら言葉を返した。
「何故、一緒に入っているか、気になりますか?」
フフフ…言い忘れてたみたいですねぇ。
「言い忘れてた、と言います…と?」
言い忘れ?確か金吾は自由に入って良いと言っていた。
まだ、他に何かあったの?
私は首を傾げ、天海に尋ねた。
「…フフッ。此処は混浴ですので、私が入っていても可笑しくはないのです」
「そ、そうなんですね…」
ック、金吾め…最初から言えよ、大事じゃないか!
後で某オクラと同じ様に踏み潰してくれようぞ!!
「安心して下さい、名前さん。私は女性の身体には興味はないのです」
ただ…
「え…?」