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【戦国BASARA】闇色夢綺譚 ※R18

第4章 ~くるり、くるりと悠久の輪廻~


「ハァ…結末は…」


自室に戻ったワレは掌の小さな折り鶴を転がしながらそう呟く。





"何が?"





はて、空耳か?
ヒナギクの声でそう聞こえた様な。
まぁ、良い…。





ゆるり、ゆるりと籠の鳥



ワレは昔こう呟いたと、ヒナギクが残した折り鶴にそう答え、言葉を続けた。





鳥は飛び立ち、



籠の中は誰も居ない。



残されたのは、



そこに佇む止まり木。



それが、



ワレら。




「なぁに。独り言よ、ヒトリゴト…」



止まり木は、



何時までも、




鳥を待ち続ける…。


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