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【戦国BASARA】闇色夢綺譚 ※R18

第4章 ~くるり、くるりと悠久の輪廻~


【※弐拾捌】









三成様…



私は貴方の事が…




貴方の全てが、



愛しくて、



もしも願いが叶うのなら、



ずっと、貴方の側に居たい。



だけど、それは叶わぬ願い。





「名前っ!あぁ、名前…っ!」



そう、これは夢。



「…っ、三成、さまっ…!」



好きになってはいけない者同士の、



儚い恋の、



夢物語…。



恋と言う魔法がかけられた私達は、無心で互いを求め合い、貴方の指先が、吐息が、私を深い夢へと誘う。

だけど、その魔法の効力はあと僅か。

十二時を過ぎたらシンデレラの魔法が解けるように、私達の恋の魔法もなかった事になる。


だからもう少しだけ、あと少しだけ…


貴方を私に下さい…。



「っ、三成さ、んっ…わたっ…ぁっ…」


「っ…名前、解っている、だから…っ」



黙って私に抱かれていろ。



そう言った三成様は私の一番奥を突きあげる。

「ああっッ!三成様、三成様っ!」

あの時は無理矢理だったけど、それでも私は三成様が好きだった。
だから受け入れた。
でも、今は無理矢理ではない。
三成様の想いが、この熱と共に流れ込んでくる。

気持ち良い…。

想いが溢れてしまいそうになる。
このまま貴方に私の想いを伝えられたらどんなに楽か。

「あぁ、名前、言葉では表せない程に、お前の事がっ…っ!」


私も貴方も、言えない想い。


「三成さ、んっ…このままっ…!」


もう、


「名前っ、私は、私はッ!!」




魔法が、




「っああああッ!!」







" アナタが… "
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