第3章 ~ひらり、ひらりと久遠の破片~
隣に横たわる彼女の頬にそっと触れ、頬から首筋に指先を落とすと、くすぐったいせいか身体を捩らせる。
すると、腕で隠されていた形の良い胸が露になり、それだけで僕の中の雄が駆り出された。
首筋、鎖骨と輪郭をなぞる様に、ゆっくりと下へ降りる。
「ん…」
時折、ふっくらと艶のある熟れた唇から漏れる吐息が堪らない。
鎖骨から露になった柔らかく桃色に色付くその場所へたどり着く。
僕は桃色の飾りを軽く転がすように親指で撫でた。
「ぅん…」
眉を顰め、嫌と言う様に僕の手を払う。
僕はその手を掴み、布団へと縫いつけた。
「んッ…」
それでも起きない君。
深い、深い眠りの中、君はどんな夢を見ているのだろう。
その夢の中にも僕が居れば良いのに。
僕は彼女の上に跨り、好き勝手に弄ぶ。
ゆっくりと胸を揉むと、じわりと胸の飾りが反応する。
それを口に含み舌先で転がすと、気持ち良いせいか、身体を捩らせた。
「っぁ…」
彼女の喘ぐ声で僕の身体も反応する。
甘い、甘い痺れが僕を襲う
不味いな…。
「っ…君は感度が良すぎる…」
止められそうにない、と思ったら最後だった。
彼女の足を掴み拡げる。
すると秘めた花が露になり、その花は既に開花し、僕を妖しく誘う。
「っく…」
昨夜の事を思い出すと僕の欲望が早くと急かす。
君の中はとても暖かい。
何度も、何度も君の中に己の欲を吐き出し、何度も、何度も君は…。
「っ…くっ…」
僕はゆっくりと彼女の中に己を埋めた。
溺れる、沈む…。
この奇跡の泉にずっと浸かっていたい。
だが、僕には…。
だから、
今だけは…