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【戦国BASARA】闇色夢綺譚 ※R18

第2章 ~ゆるり、ゆるりと籠の鳥~


【桃色鬼灯】








「刑部さんが帰って来たと言う事は…」


遂に、大阪城…か。

私は今刑部さんの部屋でお茶を頂いている。
もちろん炬燵と蜜柑のオプション付き。

「うむ…太閤と賢人よ」


豊臣秀吉公と竹中半兵衛…。

「ヒッ…。ヒナギクの世界でも、」

有名人か…。

「それは、もちろ…ん」

え、今、何?

私は思わず彼を凝視する。
私は今、何て答えた?
その前に、何故刑部さんが知っている?
左近が話した?いや、彼はそんな事する筈がない。元就様にも、話していないのに、何故…。

「ワレは詳しくは知らぬ。気にしやるな」

ほれ、茶が冷めよる。




お茶の味が全くしないのは何のせい?


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