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【戦国BASARA】闇色夢綺譚 ※R18

第2章 ~ゆるり、ゆるりと籠の鳥~


「ヒッヒッヒッ…ほれ、顔を見せやれ」



ワレの愛いヒナギクよ。



背後から音も無く忍び寄り、独特な笑いが聞こえ、私の事を雛菊と呼ぶ。

そう呼ぶ人は彼しかいない。


「刑部さん!!」

私は起き上がって振り返り彼の名前を叫び、はっとする。
馴れ馴れしく呼んでしまった…。
すると彼あの独特な笑いで好きに呼びやれとマジでフェアリー。

そして私は彼に向かってこう言った。



「お帰りなさい、刑部さん」



久しぶりに嗅ぐ彼の心地よい匂い。
風と共に私の髪が靡いた。


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