an inseparable twosome~ずっと昔から~
第1章 1 出逢い
「ねえ、私も行っていい?」
『うん!むしろ来てって頼もうと思ってた』
「やった!じゃあ放課後はサッカー部だね!」
『うん、ありがとう!』
「いいのいいの!」
サッカー部。マネージャーか。頑張ろう。
あ!っていうことはあの人もいるのかな?
またあの人のプレイがみれるのか。楽しみだな
「ん?どうかした?」
『ほぇ?あ、ううん!なんでもない!!』
「なになに~?とうとう陽菜にも春が来た?」
『そんなんじゃないよ!』
「えー。でも、なんかあったら言ってね?私にできることなら力になるから!」
『うん!ありがとう』
そのあとの授業は放課後が楽しみでうかれてしまい、全然頭に入らなくて志水くんに心配されてしまった。
「なんかボーッとしてるけど大丈夫?具合悪い?」
『あ、ううん!大丈夫だよ』
「ん。…………………あんま無理すんなよ。」
『ありがとう』
志水くんの優しい心遣いに感謝してこのままじゃいけないと気を入れ直した。
そして放課後。
気を入れ直してからはきちんと授業に集中することができた。
「陽菜ー!行こー!!」
『うん!』
「あ、じゃあな。宮部」
『うん。また明日』
「グラウンドだよね!たしか部長さんに言えばいいって言ってたよね大翔さん」
『うん!』
「頑張ろうね!」
『うん!』
どんな仕事をするのかという不安とまたあの人のプレイが見れるのかという楽しみな気持ちが混ざって複雑な気持ちだった。