【おそ松さん】もう二度と恋しないなんて言わないで【過去編】
第2章 お屋敷での共同生活
「お、お・・・。」
驚きで声も出ない。
そんな表情で先ほどまで自分がいた場所と
今立っている処をキョロキョロと見ている。
『初めて』をこの手で体感させてやるのは楽しい。
「ノギ、今は私が呼んだが、
咲夜、紅夜も同じことが出来る。
それぞれ、ちゃんと呼ばれた者のところへ行くのだよ。」
まずはこうして、契約の力を教えていかなければいけない。
「お前が遣えるのは基本的に咲夜だが
力の使い方に慣れるまでは私が教えよう。
共に行動をおし。」
咲夜には悪いが、こんなに楽しいことを
譲ってしまうのはもったいない。
さて、と息を吐きだし幻術を解く。
あっという間に先ほどまで居た私の部屋だ。
いや、少し違うか。
ずっとここには居たのだから。