【おそ松さん】もう二度と恋しないなんて言わないで【過去編】
第2章 お屋敷での共同生活
そう言い放った世喜には先ほどのおびえた様子は微塵もなかった。
「よい、今日からお主はわらわの遣いとして生きるがよい。
咲夜、紅夜の主はわらわじゃ。
お前の主はそこの咲夜。
紅夜は咲夜と同等の力を持つ。
この屋敷でお主は一番下の位となる。
咲夜以外にも逆らうことは許されぬ。
口の利き方にも気を付けるといい。」
「はい、承知いたしました。」
さっきとは打って変わったしゃべり口調。
元々身なりは良かった。
良いとこの育ちだろう。
「契約は・・・そうだな・・・
お主は一度死んだと考えるといったな」
「はい」
いつのまにか俯いていた顔を上げ
しっかりと目線を合わせている。
少し、遊んでみようか。
耐えられるだろうか。