第2章 に
o
・・・・・・びっくりした。
鏡に写る顔と目を合わせると耳まで紅くそまっていた。
胸に手を当ててみる。
苦しい程に早まった鼓動を鎮めようと急いで冷水で顔を洗った。
タオルを顔に押しあて深呼吸をする。
しかし、肩へと近づいてきた翔くんの顔が思い出され余計にドキドキとする。
なんだこれ。
パンパンと頬を叩き何の気合いかわからないがよしっと立ち直すとリビングへと戻った。
扉をあけると翔くんが食器を洗ってくれていた。
O「あっいいのに」
S「あーいや、こんくらいは…」
O「ありがと」
そう言い翔くんに目を合わせるとじっとこちらを見たままで、俺までそらせなくなった。
どうしたらいいのかわからない。
またドキドキとしだす。
♪♪~
インターホンが鳴った。
出てみるとマネージャーだった。何度か電話をかけたらしいが気づかなかった。