第2章 に
o
やっぱ優しい。
んふふ。あったけー。
寝たふりしてたらホントに眠くなってきた。
ゆっくりとした心音に呼吸を重ねる。
離されるかなって思ってたけどかすかに聞こえた。
S「このまま」
それを聞いて
『このままでいいんだ。』
何故かひどく安心し一気に眠りにはいった。
朝携帯の着信音がどこかでなっていて目覚めた。
背中があたたかい。
お腹にまわされていた腕がサッとどけられた。
携帯がどこかわからないから探しながらゆっくり手を伸ばす。
ベッドサイドから落としたのだろう。
床に落ちていた。マネージャーからだった。
30分後に着くという連絡だった。
ふと思いだし布団をめくると真っ赤になった翔くんがいた。
S「…おはようございます」
O「おはよー起こしちゃったねー」
S「別に、あー、ま、いゃ、、いんだけど、その」
O「な〜に?なんで真っ赤なんだよ!」
S「なんか恥ずかしいじゃんよ!」
O「え?何が?」
S「あーもーなんでもない!
さっきのマネージャー?」
O「うん後、30分位だって」
S「マヂ?!帰んなきゃ!やばっ」
O「翔くん何時なの?」
S「10時に局入り!智君行くなら俺も出なきゃじゃん!」
なんだ、全然ゆっくりじゃん。
ちゃんと戸締まりしてでてくれれば大丈夫じゃん。