第8章 華落 3
「や…だ…一緒にイきたい…」
そう言うと、先生は僕の中から指を抜いた。
そのまま、僕に熱い塊を押し当てた。
「一緒に…イこうな…」
熱く蕩けた僕に、先生は入ってきた。
下腹に得も言われぬ快感が走った。
ゆっくりと先生が動き出すと、もう達してしまいそうで。
ぎゅっと頭の下にある枕を握りしめた。
先生が僕の手を取って、握りしめてくれた。
「潤…」
「和也…愛してる…」
「ん…俺も…愛してる…」
ゆっくりゆっくりと先生が動く。
その度に僕の身体はビクビクと跳ねる。
翔さんに抱かれた時、僕の身体はこんな風にはならなかった。
…先生も、そうだったんだろうか…
あの時、夏の花展の時…
翔さんに抱かれていた先生は、すぐに僕を求めた。
あの時の先生は、僕と同じだったんだろうか…
「和也…」
「もっと…呼んで…俺の名前…」
「和也…ひとつに…」
「うん…ひとつになってるよ…」
先生が僕に覆いかぶさってきて…
皮膚という皮膚が触れ合った。
先生と僕はひとつになって。
そして弾けた。
あとに残ったのは、甘い甘い黒百合の香りだった。