第8章 華落 3
家についても先生は目覚めなかったから、背負って家に入った。
着替えさせて、ベッドに寝かせると力が抜けた。
花鋏を手入れして、先生のお道具に入れておいた。
細い花鋏は、きらきら光っていた。
寝室に戻って、先生の寝顔を見つめた。
「先生…」
愛おしい先生…
僕のために…過去を清算しに行ってくれたんですね…
先生…
「和也…」
頬を撫でると、温かい。
そのぬくもりに、いつまでも触れていたかった。
やがて、先生のこめかみを涙が伝っていった。
「和也…」
「潤…」
先生の手が僕の手を握った。
「抱きたい…」
先生の手は熱くて。
触られたところがやけどしそうだった。
その手で胸の飾りを弄ばれると、身体が言うことをきかなくなる。
「あっ…あっ…」
「潤…かわいいよ…」
「かずな…り…もっと…」
「うん…もっとあげるよ…」
先生の指が僕の中に入ってきて…
僕を優しく導いてくれる。
「熱いね…潤の中…」
「先生の指も…熱い…」
「そう…?」
先生はそのまま、僕を舐めてくれて。
「んんっ…あ…ん…だめ…」
「どうして?気持ちいいだろ…?」