• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第8章 華落 3


胸騒ぎがした。


先生の携帯に電話をしたけど、出てくれなくて…


思い切って、翔さんの携帯に電話した。


『もしもし?』


「あの…松本です…」


『あ、すいません。僕は櫻井の弟子の大野と言います』


「え…あの…翔先生は…?」


『すいません。携帯を忘れてでかけてしまって…今日は、二宮先生とお会いすると言ってでかけました』


「あ…」


『松本さんって、二宮先生のお弟子さんですよね?』


「あ、はい…」


『すいません、ご迷惑をおかけして…櫻井は時間にはホテルに着くと思いますので…』


「帝国ホテルですか…?」


『はい。そのように聞いています』


「わかりました。二宮に伝えますので…」


『よろしくお願い致します』


大野さんとの通話を切って、僕は部屋を飛び出した。


なにか、得体の知れないものに追い立てられているようだった。




ホテルに着くとロビーに目を遣る。


二人が座っているのが見えた。


良かった…何も起こってなかった。


静かに二人に歩み寄ると、翔さんが険しい顔をしていた。


「そんな話…聞けると思うのか…」


氷のように冷たい声だった。

/ 771ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp