• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第63章 モノの子scene6


突然、刀を持つ手を掴まれた。


「わっ…」


刀を取り上げられて、布団に押し倒された。


「あ…」


大野がぼくを見ていた。


「なんだ…和か…」


汗をかいていた。


「驚いた…なんでこんなところにいるんだ…お前…」


「別に…刀が綺麗で…」


「そうか…見たかったのか」


「うん…」


大野は微笑んだ。


「じゃあ、明日見せてやるよ…」


俺を押さえ込んでいた手を解いた。


「早く、寝ろ」


ぼくの横にごろんと寝転がった。


「なんだよ…早くいけよ…」


そうは言うけど、なんだか大野は寂しそうで。


額にかいた汗をそっと着物の袖で拭った。


大野は驚いた顔をして、こちらを見た。


「汗…ひどいよ…?」


そう言って、全部拭きとってやった。


「和…」


大野がぼくの手を握った。


「え…?」


もう今夜大野を殺すことは諦めていた。


どうやって殺そうか、後でちゃんと考えよう。


それなのに…


大野の顔が近づいてきた。


ぼくの唇を、大野が掠めていった。


「なに…?」


「お前…ずっと俺の傍にいろ」


「え…」


首筋に、大野が降りて行くとチクリと痛みが走った。


大野が強くぼくの首を吸った。
/ 771ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp