第54章 ラズベリーscene4.5 その6
「おいで、和也」
呼びかけると素直にバスタブに入ってくる。
「う…あっち…」
「我慢しろよ…これ以上ぬるいと風邪ひくぞ?」
「あれ…潤くん…」
和也がいきなり俺の中心を掴む。
「…っなにすんのっ…和也っ」
にやっと笑う。
「雅紀と何してたのさ…」
「なにって…別に…触ってただけだよ…」
「やーらーしいの、潤くん」
そういって和也はくすくす笑い出した。
不思議と、和也もやきもちを焼かない。
俺たちは、雅紀を中心とした、絶妙な形のトライアングルになってた。
「和也…キス」
そう言って抱き寄せると素直に胸に飛び込んでくる。
でも、キスするまで時間がかかる。
和也は、なにか戸惑ってるような怯えてるような、そんな素振りを見せる。
最終的には俺を受け入れるんだけど…
ここ最近、和也自身も戸惑ってるようだ。
そうだよな…
松にぃとシちゃったもんな。