第54章 ラズベリーscene4.5 その6
潤の得意のパスタを食べて、俺はテレビを点けた。
「あ、今日木曜日かぁ…」
俺達のレギュラー番組が始まってた。
テレビの前のラグに座り込んで、クッションを引き寄せる。
雅紀と潤は一緒にお風呂。
さすがに三人じゃ入れないから、俺はお留守番。
ぎゅっとクッションを抱きしめて、ゴロンと横になった。
テレビの中で、みんな微笑んでる。
俺も、潤も、雅紀も。
翔ちゃんと大野さんなんて、目を合わせてやばいくらい微笑み合ってる。
…あれじゃバレるぞ…
ベイストにくる投書のメールが、最近やばいなって思う。
「大野さんと櫻井くんがおそろいっぽいチェーンを首から下げているんですが、あれはお揃いですか!?」
「リーダーと翔くんが、最近目を合わせて微笑みあってるのが、ほのぼのしていいです!」
…やばいどころじゃないな…
でも、こればっかりは止めらんないからな。
公然とヤバイことしてるわけじゃないから、俺には止めらんないや。
ぼんやりそんなことを考えながら、テレビを見てた。
そろそろ…
最後の仕上げ、しなきゃかな…
雅紀の傷口が、塞がりきる前に。