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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第54章 ラズベリーscene4.5 その6


「う…」


俺の腕の中で眠ってる雅紀が、汗をかいてる。


なにか悪い夢を見てる。


そっと額の汗をタオルで拭う。


ソファに座りながら、雅紀を抱きかかえてる。


「あれ。雅紀また寝たの?」


潤がキッチンから顔を出す。


「うん…なんか疲れてるみたい」


「じゃあ、できるまでそうしててやってよ、和也」


「…えー…」


潤は俺の顔を見て、くすっと笑った。


こちらまで歩み寄って、俺の顎をクイッと持ち上げた。


「和也…愛してる…」


「えっ…」


潤が…セックスのとき以外でこんなこというなんて…


雅紀の影響かな…


一緒に暮らすようになって、俺たちふたりもなにか変わってきたように思う。


潤の顔が近づいて来たかと思うと、甘い甘い唇が落ちてきた。


「俺も…愛してる…潤…」


今すぐ抱きつきたい。


でも、俺の胸には雅紀が居る。


潤は顔を離すと、またくすっと笑った。


惚れ惚れするほど、綺麗な笑顔だった。


「…後でな…」


そう言うとまたキッチンに戻っていった。


俺は雅紀の顔を見つめた。


長いまつげを指で弾いた。


「雅紀…」


呼びかけに、不意に雅紀が目を開けた。


「なぁに…?」


掠れた声に、思わず唇を塞ぐ。


「好きだよ…」
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