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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第47章 ラズベリーscene2.5


俺とニノは暫くフロアを回った。


めぼしい場所に二人の姿は見当たらず。


一体どこ行ったんだろうな。


「アレ…?」


だいぶ回って、もう人の姿も全然ない一角でニノが立ち止まった。


「あのトイレ…」


ニノが指差す方向にはトイレがあった。


掃除中の看板が出ている。


「なんかおかしくない?」


「え?なにが?」


「掃除中なら、あのでっかいカートがないとおかしい」


そういえば、いつも掃除の人が持っている掃除道具の入ったでっかいカートが置いてない。


「アレ、もしかして…」


ニノと目を合わせる。


「やばくね?さすがに…」


「…ちょっとだけ、いってみる?」


「出歯亀ってやつになるぞ…」


「ちょっとだけだから」


「ニノぉ…」


子供みたいに目をきらきらさせて、ニノはトイレに近づいていく。


ほんっと好きだなぁ…アイツ。


俺も仕方ないから後ろに続く。


だって…俺も興味はあったし…


ニノがそっとドアを開ける。


声が聞こえる。


リーダーと翔ちゃんだ。


でも…


これは…


俺はニノの服を引っ張った。


ドアをそっと閉じる。


「なんだよっ!」


小さい声でニノが抗議する。


「いやいやいや…お前。本物の出歯亀だぞ」


「いいじゃんっ!ちょっとくらい!」


「お前マジで言ってんの!?」


そういうとニノはニヤリと笑った。


「相葉さんは全く興味ないの?」


そう言われると言葉に詰まる。


「こんなとこでおっぱじめる人たちが悪いんだって」


それも正論である。


ここは我々の神聖な職場だ。


最もである。


「いく?」


ニノがこっくりと頷く。


再びそっとドアを開ける。

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